ゲーム「ドラゴンクエスト」のシステム開発・保守運用の流れ

 

タイトル(本)

「ドラゴンクエストXを支える技術ーー 大規模オンラインRPGの舞台裏 WEB+DB PRESS plus」著者:青山公士

 

概要

日本一有名なRPGと言っても過言ではないドラゴンクエスト(Dragon Quest)

 

その中の「ドラゴンクエストX オンライン」に関する技術をまとめた本になります。

 

著者は「ドラゴンクエストX オンライン」の開発チーム発足初期から技術責任者として関わり、現在はドラゴンクエストX全体の責任者であるプロデューサーを務めている方です。

 

2018年で16周年を迎えた「ファイナルファンタジーXI」にも少し関わりがあるようです。

 

「ドラゴンクエストX オンライン」は本書発売時点で2012年8月2日のサービス開始から6年以上が経過し、アクティブユーザは数十万人いるとのことです。

 

そんな「ドラゴンクエストX オンライン」の開発・運用・運営に関すること、ゲームの基本的な仕組みから家庭用ゲーム機でMMORPG(大規模多人数参加型オンラインRPG)を実現するための技術、ゲーム内の移動や戦闘に使われている技術、不具合の修正誤りによる失敗事例といったことが紹介されてます。

 

大規模システム開発を経験したことがある人なら、本書で語られる悩みは共感できると思います。

 

ちなみに、私がドラゴンクエストが好きだからか、システム開発者だからか、ゲームプログラミングに興味があったからかは分かりませんが、目次を見ただけで眉唾ものでした。

 

ポイント

技術的なポイントは所々にありますが、システムエンジニア・システム開発者には大切な一言がありました。

 

ゲームを遊んでくださっているプレイヤーのみなさんには、技術的に何が難しいかは関係ありません。筆者は、技術的にすごいと感じさせない自然さが最高の技術力だと考えています。本書をお読みいただいて、裏側で使用されている技術を少しでも感じていただければうれしいです。

 

これはゲームだけでなく、どの業界のシステム開発にも言えますよね。

 

ユーザは利用した時に、この画面動作は技術的にすごいとか考える人は少ないです。

 

iPhoneで例えると分かりやすいですかね。

 

技術的には、恐ろしいほど様々な技術が集約されてますが、ユーザにはそれを感じさせず、直感的に簡単に使えるようにしています。

 

ユーザは気付きませんがそれらを実現するために、たくさんの技術者が最高の技術を使って裏で支えていると考えるとすごいことですよね。

 

目次

第1章 ドラゴンクエストXとは何か

第2章 開発・運営体制

第3章 アーキテクチャ

第4章 開発と検証

第5章 メモリ管理

第6章 ゲームクライアントグラフィックス

第7章 ゲームサーバプロセス

第8章 キャラクター移動

第9章 ゲームDB

第10章 ゲーム連動サービス

第11章 運営と運用

第12章 不正行為との闘い

 

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