妄想旅行のための読書

おススメ本をゆる~く紹介します。本を読むと妄想の精度が上がります。

【本】世界最強インフラ環境。Suica(スイカ)システム開発秘話

タイトル

「ペンギンが空を飛んだ日」著者:椎橋章夫

概要

知らない人はほとんどいないであろうJR東日本が出している交通系ICカードのSuica(スイカ)。このSuicaの誕生より、世界にも類を見ないサービスが次々と展開されていきました。たった2名から始まったSuicaのICカードプロジェクト~Suica全国展開~SuicaとPASMO(パスモ)の相互利用~モバイルSuica誕生~駅ナカから街ナカへクラウド型マルチ決済システムの展開~交通系ICカードの全国相互利用サービスの歴史が分かる本です。改札を通る時にみんな当たり前のようにやっているタッチ・アンド・ゴーの開発苦労話が面白いです。

また、この本から学んだ豆知識は次の3つです。。
・Suica(スイカ)の名称は、「Super Urban Intelligent CArd」に由来するもので、「スイスイ行けるICカード」の意味合いも持たせている。(※ネットで調べたところ、広告代理店の電通が考えた)
・Suicaのマスコットキャラクターのペンギンはさかざきちはる(坂崎千春)さんが書いた。(※映画館のTOHOシネマズの予告に出てくるちびゴジラも書いている)

・Suica(スイカ)といった交通系ICカードの相互利用可能なエリアは、Suicaエリア、Kitacaエリア、PASMOエリア、manacaエリア、TOICAエリア、PiTaPaエリア、ICOCAエリア、はやかけんエリア、nimocaエリア、SUGOCAエリア。

目次

ペンギンが空を飛んだ日 (交通新聞社新書)

ペンギンが空を飛んだ日 (交通新聞社新書)

  • 作者: 椎橋章夫
  • 出版社/メーカー: 交通新聞社
  • 発売日: 2016/04/06
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第1章 1枚のカードが変えた鉄道の世界
第2章 技術開発の時代ーICカード黎明期の苦闘
第3章 ビジネスモデル構築の時代ー130億円を回収せよ!
第4章 Suica導入の時代ー混成部隊のチームワーク力が真価を発揮
第5章 Suica導入の時代ーその2-Suicaが鉄道の新しい扉を開けた日
第6章 Suica育成の時代ーSuica大ヒット。次の戦略が動き出す
第7章 拡大展開の時代ーSuicaが変える駅ナカ・街ナカ
第8章 IC時代の陥穽と教訓
第9章 世界最大のIC乗車券ネットワークが完成した!
第10章 Suicaという”ものづくり”への思い 

関連書籍

【「ecute物語」著者:鎌田由美子】

エキナカの元祖ecute。ecuteの1番最初として、2005年3月に「ecute大宮」がオープンしました。そのプロジェクトリーダーが元JR東日本社員(2019年現在、カルビーの上級執行役員)である著者の鎌田由美子さんです。JR東日本の本業ではない大規模プロジェクトを、当時35歳の鎌田さんとほぼ素人同然の20代・30代社員が、どのように行動し、大成功を収めたかが分かる本です。参考までに、ecuteの意味は、eki(駅)、center(を中心に)、universal(あらゆる人々が)、together(一緒に)、enjoy(楽しむ)です。

ecute物語

ecute物語

  • 作者: 鎌田由美子
  • 出版社/メーカー: かんき出版
  • 発売日: 2007/10/09
  •  
  • Amazon
 

【「システム統合の「正攻法」」著者:大和田 尚孝】

JR東日本のシステム開発は日本の交通インフラなので大規模プロジェクトになるのは分かります。同じく銀行も社会インフラであり、その中でも三菱UFJ銀行はみずほ銀行と並んで日本で1、2を争う大きな銀行です。その三菱UFJ銀行が挑んだシステム統合に関する本になります。この本では、開発工数11万人月、開発期間3年弱、2500億円が投じられ2008年12月に完了した世界最大のプロジェクト、三菱東京UFJ銀行のシステム完全統合「Day2」に関して、どのように計画立案、要件定義、テスト、品質と進捗管理といったシステム開発に関わることを進めたかが書かれてます。

システム統合の「正攻法」(日経BP Next ICT選書)

システム統合の「正攻法」(日経BP Next ICT選書)

  • 作者: 大和田尚孝
  • 出版社/メーカー: 日経BP社
  • 発売日: 2014/08/23
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