フェルマーの最終定理をアンドリュー・ワイルズが証明するまでの話

 

タイトル(本)

「フェルマーの最終定理」著者:サイモン・シン

 

概要

アンドリュー・ワイルズが証明した「フェルマーの最終定理」とは?

フェルマーの最終定理とは17世紀フランスの数学者ピエール・ド・フェルマーの死後、360年間にわたって誰も証明できなかった定理のことです。

 

その定理とは、「3以上の自然数nについて、x^n+y^n=z^nとなる自然数の組(x,y,z)は存在しない」です。

 

フェルマー自身はそれを証明できると考えており、ノートにメモを残しました。

 

そのメモの内容が「私はこの命題の真に驚くべき証明をもっているが、余白が狭すぎるのでここに記すことはできない」でした。

 

このメモが360年間数学者を苦しめました。

 

ただし、1995年にアンドリュー・ワイルズが証明して、やっと終止符が打たれました。

 

この本で分かること

アンドリュー・ワイルズが10歳~フェルマーの最終定理を証明するまでのドキュメンタリーとなっています。

 

数学に関するドキュメンタリー本では一番面白いです。

 

ちなみに、アンドリュー・ワイルズの頭のよさは偏差値では表現できませんが、IQ170とのことです。

 

目次

フェルマーの最終定理(新潮文庫)

フェルマーの最終定理(新潮文庫)

 

第1章 「ここで終わりにしたいと思います」

第2章 謎をかける人

第3章 数学の恥

第4章 抽象のなかへ

第5章 背理法

第6章 秘密の計算

第6章 小さな問題点

第7章 数学の大統一

 

関連書籍

「完全なる証明 100万ドルを拒否した天才数学者」著者:マーシャ・ガッセン

百万ドルの賞金がかけられた数学上の問題「ポアンカレ予想」を解いたグリゴーリー・ペレルマンの話です。

 

彼は100万ドルの賞金を断り、数学における最高の栄誉であるフィールズ賞も辞退。

 

彼がどのように生き、どのように「ポアンカレ予想」を解いたのかが分かる1冊です。

 

「数学者たちの楽園: 「ザ・シンプソンズ」を作った天才たち」著者:サイモンシン、青木薫

CCレモンのCMで見たことがあるかもしれませんが、アメリカのアニメ「ザ・シンプソンズ」の話である。

 

私の偏見からいうと、アメリカンジョーク満載のアニメという認識でいたが、この本を読むと印象がくつがえる。

 

どうやら、アニメ「ザ・シンプソンズ」には、数学の天才たちが職を投げうってまで、脚本家になって作ったアニメとのことです。

 

そんなアニメは所々に数学者たちのジョークがちりばめられている。

 

この本は「ザ・シンプソンズ」が製作までの歴史が分かる1冊です。

 

「暗号解読」著者:サイモン・シン

サイモン・シンの著書を紹介したら、これを紹介しないとまずいであろう「暗号解読」。

 

この本では紀元前5世紀頃の「秘密の書記法」~量子コンピュータまでの暗号の進化と歴史におよぼした影響について書かれている。

 

暗号といったら、インターネットで使われる公開鍵暗号ぐらいかなと思っていたら、歴史上いろいろな場面で使われた奥深いものでした。

暗号解読(上)(新潮文庫)

暗号解読(上)(新潮文庫)

 
暗号解読(下)(新潮文庫)

暗号解読(下)(新潮文庫)

 

 

「新装版 オイラーの贈物ー人類の至宝e^iπ=−1を学ぶ」著者:吉田 武

複素解析をはじめとする様々な分野で重要なオイラーの公式「e^iπ=−1」。

 

物理学者のリチャード・ファインマンはこの公式は「我々の至宝」かつ「すべての数学のなかでもっとも素晴らしい公式」と評価しています。

 

この公式の理解を目標に、数学の基礎を徹底的に解説した本です。

 

私は買っただけで読むのを諦めてしまいましたが、名著として名高いです。

 

ちなみにリチャード・ファインマンは、ノーベル物理学賞を受賞した天才物理学者であり、ロスアラモス国立研究所で原子爆弾開発プロジェクトマンハッタン計画の任務にもあたっていたことでも有名です。

新装版 オイラーの贈物ー人類の至宝e^iπ=−1を学ぶ

新装版 オイラーの贈物ー人類の至宝e^iπ=−1を学ぶ

  • 作者:吉田 武
  • 発売日: 2010/01/01
  • メディア: 単行本
 

 

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