キングジム公式ツイッター担当者の10年間のSNS運用ノウハウ公開

タイトル(本)

「寄り添うツイッター わたしがキングジムで10年運営してわかった「つながる作法」」著者:キングジム公式ツイッター担当者

 

概要

キングジム(kingjim)とは

ファイルをとじる「キングファイル」やテープに文字を印刷できる「テプラ」で知られる文具メーカーです。仕事をしている人は書類整理を「キングファイル」でおこなっている人が多いのではないでしょうか。テレビ東京の経済番組「カンブリア宮殿」で2015年5月7日に「市場調査は一切せず、1割の人が買いたいものを狙って開発する異色の企業文化の会社」として紹介されています。

 

キングジムの中の人とは

キングジムの広報室で働く会社員であり、キングジムの公式ツイッターの運用担当者です。2010年2月からスタートしており、約37万人(2020年3月現在)のフォロワーがいる人気ツイッターです。キングジム姉さん(姐さん)として多くの人に親しまれています。

 

この本で分かること(ビジネス向け)

・キングジムの中の人がツイッターのキングジム公式アカウント運用担当に任命されてから10年間試行錯誤してきた歴史

・ツイッター運用がキングジムにもたらした効果

・SNS運用方法

・SNS運用を周囲の人に理解してもらう方法、社内の風当たりの対処方法

 

この本で分かること(キングジムの中の人が好きな人向け)

・キングジムの中の人がツイッターのキングジム公式アカウント運用担当に任命されてから10年間試行錯誤してきた歴史

・キン、キン、キングジム誕生秘話

・キングジム姉さん(姐さん)誕生秘話

・ツイート「体育館のウラにお越しください」誕生秘話

・ツイート「押忍」誕生秘話

・ツイート「お前のじゃない」誕生秘話

・井村屋さん「あずきバー」✕キングジム「キングファイル」=「あずきバーキングファイル」のコラボ商品誕生の流れ

 

感想

この本を読むまで、キングジムのツイッターが盛り上がっていることを知りませんでした。本のタイトルが面白そうだったので、読んでみたらすごい当たりの本だったというのが正直なところです。

 

本書では、私が不器用ながらも、ありったけの勇気を振りしぼって続けてきたツイッター運営の10年間の軌跡を、当時のエピソードを交えながらお伝えします。 ただ、読み進めてもらう前にひとつだけお伝えしたいことがあります。それは、この本が「ツイッター運営を大成功させるハウツー本ではない」という点です。

 

企業アカウントを運用する場合、何を話すのか、どこまで自分を出していいのか、ビジネス的な話し方にするかタメ口か、キャラクターを設定するかどうか等、想像以上に難易度が高い仕事だと思います。また、ツイッター等のSNS運用なので、中にはマイナスコメントを返されたり、会社や周囲の人間からは遊んでいる思われ、陰口を叩かれる可能性が高い仕事なので精神的にも大変そうです。そんな中、ツイッターがまだ世間に浸透していない時代に、企業アカウントの運用をまかされ、自分で試行錯誤し、多くの人に親しまれるようになるまでの歴史は圧巻です。そこから得たSNS運用の知識というのは他の会社のSNS運用担当者にすごく参考になり、勇気を与えると思います。

 

この本を読んで、キングジム姉さんの人柄・キャラクターが好きになり、ツイッターも少しずつ見るようになってしまいました。こうやって、キングジム姉さんのファンになり、キングジムの商品を無意識に選んでしまうという相乗効果があるんだな~と実感してしまいました。

 

目次

【序章】キングジム公式アカウント、いざ出航

~社長が放った「鶴の一声」と「亀の一言」

【第1章】キングジムを好きになってほしい

~「中の人」として最初に考えたこと

【第2章】フォロワーと深くつながりたい

~こんにちは、「近所のキングジムさん」です

【第3章】アカウントに「人格」が生まれた

~「キングジムさん」が「姉さん」になったワケ

【第4章】PR担当者としての矜持

~「広報×ツイッター」、二足のわらじの相乗効果

【第5章】想像もできない世界が待っていた

~企業の垣根を越えた「つながり」

 

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